絶対服従の恋
キレて怒鳴りそうになった時
女が、おずおずと聞いてきた。

「あの…。何か、ご用
ですか…?」

「やっと気付いたか…。
聞こえて無いのかと思ったぞ。」

余りの鈍さに、
俺は苦笑いを浮かべた。
(………ぽー。)

また、女がにやけ顔になる。

と、思ったら急に
膨れっ面になった。
(忙しい顔だな…。おい。)

「だから!何か私に、
用ですか?」

(逆切れかよ…。)

「…。名前…。」

「……。はいぃ?」

「名前!」

「誰の?」

(真顔で聞き返してきやがったぞ。こいつ。)

「…笑えん。馬鹿か?
お前は。」

「………。」

(なぜ黙り込む…?)

(…?ハッッ!ま、まさか、こいつ…。)


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