短編:クローバー
いきなり雅希が叫んだ。
私は予想座にしなかった雅希の行動に驚き、言おうとしていたことがすっかり頭から飛んでしまった。
唖然としていると、しゃがんでいた雅希がすくっと立ってずんずんと私の方へ進んでくる。
な、何?!
コイツ本当に何考えてるかわかんない!!!
「こ、今年は何だってゆーのよ!!」
動揺して噛んでしまった。
「噛んでるし」
そう言って私をバカにするかのように笑う。
「バカにしないでよねっ」
幼馴染みであっても好きな人だという意識が高いためか妙に鼓動が早く感じる。