物の気持ち絵本(絵なし)短編集
それからというもの

時重郎はあの夫婦のことが頭から離れません

そんな中新たな依頼が舞い込んできました

また村の襲撃です

今度の村はなんとその夫婦が住んでいる村でした

時重郎はとても悩みました

自分の親かもしれない人が住んでいる村

そこを自分が壊そうとしている

恨みはあるが、それ以上に会って話をしてみたいと思っていたところだった

もし壊してしまったらもう会うことはできない

鬼たちには、村にいる奴らは全員皆殺しだと言ってある

今回だけ変えることはできない

時重郎は十日間悩みました

悩んだ結果、心を鬼にして依頼を受けることにしました
< 18 / 48 >

この作品をシェア

pagetop