物の気持ち絵本(絵なし)短編集
その日の夕方

川下で服を洗濯しているおばあさんがいた

「腰が痛くて痛くて洗濯がはかどらないね」

そんなことを言ってると大きな鍋が川から流れてきた

鍋を引き上げようとするがとても重くて引き上げられない

おじいさんを呼んで一緒に引き上げようと思い呼びに行くが、戻ったときにはすでに鍋はなかった

「何もないじゃないか。まったく。わしはもう芝刈りに行くからな。」

おじいさんは怒って戻ってしまいました。

おばあさんはとうとう自分がボケてしまったのではないかと思いました。
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