せぴあな鼓動~せぴあなタメ息②~
1回、
2回・・・
意を決して、通話ボタンを押す。
「・・・はい・・・」
『あ、冴島です』
・・・知ってます。
『ものすごく急なんだけど、土曜の夜って空いてる?』
「・・・高校生なんで、だいたい夜は家にいます」
『だよな。・・・夜っていうか、適当な時間までに送っていくから・・・・
って、先ず用件だな。
土曜にオレの先輩の結婚式があるんだ。
先輩は披露宴をライブハウスでやる。
そこに、一緒に行って貰えないかな』
「え?」
『オレ、出演を頼まれてるんだ。
でも、先輩はルシアンのファンだから、
類が来て、歌ってもらえるともっと喜ぶと思うんだ。
・・・もし、都合がつけば、嫌じゃなければ、でいいんだけど』