生徒会長VS幼なじみ
「和真…どうしても気になることあるんだけど…」


「何?」


「帰りに土手…行こ?」


「いいけど…」


土手で頑張って聞いてみよう


どんな答えが返ってきても、私が和真を好きなのは変わらない


和真が隣にいるだけでドキドキしている心臓が、少しずつ落ち着いていった




「そろそろ帰るか?」


「うん」


いつものように二人乗り


もう何度こうして乗ったかな…


ギュッ…


私が和真の背中にしがみつくと、少し私の方を見ながらチャリをゆっくりと進める


こうすると、普段より長くこうしていられるんだ





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