お子サマな恋
学校へ着くと、
アタシたちはちゃんとした
『先輩、後輩』
を演じている。

なんでかって?
巧がアホなほど
モテやがるから・・・

こっちが気つかわなきゃ
いけない。
けど、まあ
アタシに被害が
きても困るから
しょうがない。

ってか、もう
十分 被害うけてますけど!

直接は言われなくても
雰囲気ぐらい
ガキでもわかるから。

「じゃあ、また後でメールするわ。」

靴を履き替えると
巧が手を振りながら
そう言った。

「了解で~す。」

アタシもこう言って
巧は3-2へ
アタシは1-2へ向かった。
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