名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
「もうっ、どこまでもマイペースなんだからっ」


岡田をそのまま放置して帰ることもできたけど、あたしはなんとなくあとをついていった。


公園といってもブランコと低い鉄棒があるくらいの小さな所で、岡田が子供みたいにタタタッと走る。


「うははっ、ブランコに乗るのなんて久しぶりだなあ」


珍しく嬉しそうな表情を顔中に出す岡田の隣にあたしも座った。


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