名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
「モモが最後に夢で姿を現したのが一ヶ月前。そして、その生後一ヶ月経つか経たないかの小さな子猫……」


手を口にあててブツブツ言っていた岡田が、ビシッと人差し指を子猫に向ける。


「日数的にもピッタンコじゃないか!なあ、モモくん!」


いきなり探偵っぽく叫んだ岡田に、子猫がシャーッと思いっきり威嚇した。


「なんか、怒ってるみたいだよ?」


「図星の時はたいがい逆ギレするものだよ。問題ない」


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