15歳からの恋愛白書
「そか、おめでとう」


富田君はいつもの少し意地悪そうな笑顔に戻っていた。



「じゃあオレはお邪魔虫にならないように気を付けるよ」



そんな富田君に絡んで、熊君はとてもご機嫌だ。



「里山さん、良かったね。
あ、今日英語が当たるんだけど、写させてくれる?」



富田君が笑いながら私に話しかけてきた。




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