15歳からの恋愛白書
「義理のお姉さん?」



私はアイスコーヒーのストローをクルクル回しながら尋ねた。



「あぁ、兄が結婚しててね。
半年くらいで姪っ子も産まれるんだ。」



「へぇ~、富田君、案外ベタ可愛がりだったりして」



私がからかうように言うと、



「そうだね、その時はまた出産祝いの買い物に付き合ってもらおうかな」



と反対にはぐらかされてしまった。



というか、また誘われてしまった。




(まぁ、楽しいからいいんだけど)





カフェで十分話し込んでから、私達は家路に着いた。

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