切なさの距離~友達以上、恋人未満~
「さっき、ちょっと聞こえたんだけどさ」
「うん…?」
アキがぐっと顔を近づけてくる。
そして、言った。
「貴斗に友達いなくなるよ、って言ったでしょ?」
ゆっくり頷いた。
皮肉ってみたけど…なんか、ダメだった?
「それ、たぶん…貴斗、ショックうけてる」
アキはそう言って溜め息をつきながら湯川のイスに座った。
「なんで?湯川、あんなことでショックうけちゃうような人だっけ?」
アキは頭を抱えている。
あれ?あたし、なんかマズイこと言ってる?
「違うよ、違う。
貴斗さ…実は友達って呼べる人、夢大しかいないんだよね」
え?
え?
どういう…意味?