執事と私の前世の関係



夜、ようやく純那と落ち着いて話ことが出来た




「今までどこに行ってたの?」




「秀吉様のお墓と……


私のお墓です」





やっぱり……




「ねぇ純那の前世の人の名前って何?」




「沙由<サユ>です


私は商人の娘として生まれましたが


父が亡くなりすぐに貧乏になり生死をさ迷っていた所、水無月家の家来の人に救われました



だけど秀吉様に無理矢理婚約をさせられそうになり大好きな人と駆け落ちして来た所を見に行きました」




私は純那にそんな酷いこと……




「でもみなも様は秀吉様じゃないから」



純那は確かめるように手にキスをした





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