山賊眼鏡餅。
「帰れよ!窓から帰れ!」


オード卵は私の肩をつかんだ。


「やめて!痛い」


オード卵は私をそのまま上に持ち上げた。


「やだっ!やめて」


窓から外に出すつもりだ。


このまま外に頭から落ちたら、痛そうだ。


命の危険もあるかもしれない。


頭が窓から出て、空が見えた。


「きゃー」


落ちる。


そう思った瞬間、誰かが首にしがみついてきた。

私は咄嗟にその手を掴んだ。

突然、物凄い重みが肩にかかった。

室内に押し戻される。


「うおっ!」


オード卵が叫ぶ。


オード卵は私の体から手を話した。



私は誰かの腕を掴んだまま、再びユニットバスの床に落ちた。


体が重い。



重たいものが私に乗っかっている。



平田だ。



私の首にしがみついて、思いっきり押してきたのはのは、平田だったのだ。



「うおっ。オマエまで!」

オード卵が叫ぶ。


平田は頭を打って気を失っている。



「と言うわけだから、玄関から出してよ」


「窓から二人で出ていけよ!」


「何で玄関から出させてくれないの?」


「部屋が汚いからだぜ!ここはオイラの家だ!オイラの好きにさせてくれ!」


埒があかない。



オード卵は、私たちに見せたくない物を部屋に隠している。

私は確信した。
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