あなたのペット的生活


「雪積もってたら、おんぶ出来なかったし」


「そっかぁ〜、じゃあ止んでよかった♪」


「それに、……止んだから星がキレイだ」


「……うん。もし、お父さんが星になったらどこにいるんだろう?」


「あれじゃない?あの、一番輝いてるやつ」


「あれかな??」


「『乃亜〜、お父さん、ここだよ〜』って教えてるんじゃない?」


「そっか!!お父さ〜ん、乃亜はここだよ〜!」



孝ちゃんの小さな背中の上で大きく手を左右に振る。



「っと!危ないから動くな!!」


「ちぇ〜……でも、覚えた!
お父さんの場所ちゃんと覚えたし、毎日お父さん星に話しかけられる」


「じゃあ俺もおじさんに毎日話しかける」




「へへへ♪孝ちゃん大好き♪」


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