あなたのペット的生活


ふと、階段の途中で立ち止まった孝ちゃんは、数秒、何かを考えるようにその場に突っ立っていた。



「……孝ちゃん、そろそろ降ろしてくれない?」


私はというと、孝ちゃんに担がれているという状況が耐えられなくて顔を真っ赤に染め頼み込んでいる。


だけど、孝ちゃんの耳にはそんな懇願さえも聞こえていないらしく回れ右をして孝ちゃんは階段を降り始めた。



またおじさんを説得しに行くのかな?なんて考えていると孝ちゃんはそのまま玄関口へと向かう。





「へ?なんで?何処行くの??」

って聞いても答えてくれないことくらいわかってるけど聞いてしまう。


やっぱり孝ちゃんは答えてくれなくてそのまま草履を無造作に履いてガラガラと音をたてて外へと出て行く。








……私、いつまでこのままなんだろう。


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