倒錯夜話(センチメンタルナイトホラー)
次の日、真昼は台所洗剤だの、洗濯石鹸だの持って勇次の家を探した。

「この辺だったと思ったんだけど…。
まっ、帰りに寄ってみるか。」

その時、

「マヒル~!」

ケンだった。

「何だよ!
お前!昨日すっぽかしただろ?」

「失礼ね!
体調か悪かったのよ!
それに、私はお前じゃなくて真昼です!」

真昼はツンとした。

「そっか。
じゃあ仕方ないな。
また今度な。」

ケンは消えた。

ぐるぐると歩いていると、勇次が前からやって来た。

「よう!もういいのかい?
無理するんじゃねぇぞ。」

真昼は胸がキュンとした。

「お礼に行こうとしたらわからなくて。」

真昼は勇次に手をひかれて歩くと、今度はすんなり勇次の家についた。

「そうだ!
私が今度はご馳走してあげるね!
待ってて!」

真昼はそう言うと、いっ時して買い物袋を下げて帰ってきた。

「ガーン!薪なの?」

と、言う事で、火起こしは勇次がした。

「いい匂いがするな。
一体なんだい?」

勇次が聞いてくるので真昼は答えた。

「カレーよ!」
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