不良の法律~Judge Town~
「わかったよ…上手く行けば明日中に全ての決着がつく。明日は正念場だぞゲン…」




ここはジャッジタウンにある建物の一室…ここでは二人の男が深刻な顔つきで話し合いを繰り広げていた…。

「中学生地区で不穏な動きがあります。恐らく『あの人』が絡んできている…」

「高校生地区でも似た様な事件が起きてるらしいな。どうやら本格的にこの町を潰そうとしてるみたいだ…ご苦労なこって」

「今までとは規模が違います…このままほっといたら怪我人だけじゃ済まない。どうしますか銀次さん??」

話している二人は銀次とミツハルだ…。

「そうだな…高校生地区は『ドラゴン』が仕切っているからほっといても解決するだろうが…今年の中学生地区には『ライセンス』を持っている奴がいない。…かなり面倒な事になったな」

「そうですね…ハヤト達ならライセンスを貰えるだけの実力を十分持っているんですが…ジンとゲンの存在がネックになっています。彼等もライセンスを渡せるだけの実力はあるのですが、未だに正体がハッキリしていません…どれだけ調べても経歴が出てこないんです」

「…あの双子か。確かにハヤト達だけにライセンスを渡したらアイツ等も黙ってないだろうな…それこそ火に油を注ぐ結果になりそうだ」
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