*桃色キス*短編
「…………避けてた…訳じゃない、けど…」


「もし誤解してるなら、言うけど、あれ、詩羽さんがメイド服着るなんて、可愛いすぎてナンパされまくりになるだろうからダメだ!って意味だから」


「へ…」


嘘…!


真っ直ぐに郁斗君の視線に捕らわれたままあたしは泣いてしまいそうだった。

だって、夢みたいなんだもん。

夢ならまだ覚めないで。
お願い…。


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