危険な同居生活
「まっ、とりあえずダーリン達には、関係のない事よー」



いや、否定できない。俺は、関係者だ。俺こそが、ミカさんの捜してるロケットランチャーだ。



自分の世界でどうしようかと、アレコレと考えている最中


強引に俺の腕にしがみつくミカさん。


「さっ!今度は、ミカの番よ!ダーリン好みの悪魔にしてネ」


そう不気味な笑みを浮かべて、俺を引っ張り外へと誘導した。


「田中さん?私は、家で待ってますね。お洗濯しないと」



ミサさんは、チョコレートモヤパフェを食べた満足感からだろうか、今にも口笛が聴こえてきそうなぐらいにご機嫌。



俺達を店の前に残して、ミサさんは来た道を歩いて帰って行った。


お洗濯って言っただけのミサさんに萌えたのは秘密だ。


って、待て。ちょっと待てー!


ミサさんが帰ったって事……は?


「ダーリン…やっと二人っきりになれたね」


やはり、この展開になってしまってるんだ。


さらに、二人っきりになったからなのか、ミカさんのリミットは外れて強引さが増していくのを触れ合う肌で感じた。
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