危険な同居生活
「危ない、ミサさんダメだー!」
「ミカ、止めなさーい!」
俺の言葉は、ミサさんには届かず、そのまま光の発信源へと突っ込んで行く。
「コラー!ミサ、邪魔しないでよ!」
「ダメー!こんな事しちゃダメよ!」
大きな光の塊は、右へ左へと激しく動く。おそらく、棒状のモノを奪い合っているのだろう。
その攻防は、約一時間ほど続いた。
すっかり、俺も動けるようになっていて、立ったままの状態で見上げ続けるのに疲れた。
今は、熱い地面の上で、肘を下にして横になり、楽な状態で見守った。
「もう、分かったわよー!ミサ!もう止めるから離してよー」
「ホントね?」
その会話が交わせられると、光の塊は、一瞬にして形を無くし消えた。
光が消えるのと同時に、ゆっくり地上へと降りてくる二人。
俺には、くたびれた様子に見えた。一人、横になって楽をしていた事を、もの凄く恥じた瞬間だ。
慌てて、起き上がると、ちょうど二人は、静かに地面に足をつけた。