蝶々結び
「七星♪」
不意に部屋のドアが開いて、創太が入って来た。
「あれ……?早いね」
彼は何かを企んでいるような笑顔を見せながら、あたしの傍に座った。
「髪、やったるわ♪」
「そんな事出来るの?」
不安になりながら創太を見ると、彼は何も答えずにあたしの髪を触り始めた。
「ちょっ……!」
「黙って座っとけ!」
もし失敗されたら、直す時間なんて無い。
あたしのそんな不安を余所に、創太がさっき渡したアイロンやスプレーを使って髪を結い始めた。
「ねぇ、創太ってば!」
あたしが呼んでも、彼は返事もせずに鼻歌混じりに髪を触り続けた。
呆れながらも、創太の指先があたしの髪に触れる度に少しだけくすぐったくて…
それが、何とも言えないくらいすごく心地好く感じていた。
不意に部屋のドアが開いて、創太が入って来た。
「あれ……?早いね」
彼は何かを企んでいるような笑顔を見せながら、あたしの傍に座った。
「髪、やったるわ♪」
「そんな事出来るの?」
不安になりながら創太を見ると、彼は何も答えずにあたしの髪を触り始めた。
「ちょっ……!」
「黙って座っとけ!」
もし失敗されたら、直す時間なんて無い。
あたしのそんな不安を余所に、創太がさっき渡したアイロンやスプレーを使って髪を結い始めた。
「ねぇ、創太ってば!」
あたしが呼んでも、彼は返事もせずに鼻歌混じりに髪を触り続けた。
呆れながらも、創太の指先があたしの髪に触れる度に少しだけくすぐったくて…
それが、何とも言えないくらいすごく心地好く感じていた。