蝶々結び
「あっ、俺これから会議だった!」
上杉先生は時計を見て、慌てて生徒会室のドアを開けた。
もうちょっとだけ、先生と話していたかったかも……
少しだけ惜しいような気持ちになりながらも、上杉先生と一緒に生徒会室から出た。
「じゃあ、また二学期に……」
ペコリと会釈をしてから、背中を向けた瞬間…
「須藤!これ、お礼♪」
上杉先生に声を掛けられて振り返ると、あたしに向かって何かを投げて来た。
慌ててキャッチすると、手の平にブルーベリー味のガムが乗っていた。
「夏休み、楽しめよ♪」
「……ありがとうございます!」
背中を向けたままヒラヒラと手を振った上杉先生にお礼を言った後、踵を返して学校を後にした。
明日から夏休みだと思うと、自然と心が弾む。
さっきの胸の痛みは、きっと錯覚だよね……?
上杉先生は時計を見て、慌てて生徒会室のドアを開けた。
もうちょっとだけ、先生と話していたかったかも……
少しだけ惜しいような気持ちになりながらも、上杉先生と一緒に生徒会室から出た。
「じゃあ、また二学期に……」
ペコリと会釈をしてから、背中を向けた瞬間…
「須藤!これ、お礼♪」
上杉先生に声を掛けられて振り返ると、あたしに向かって何かを投げて来た。
慌ててキャッチすると、手の平にブルーベリー味のガムが乗っていた。
「夏休み、楽しめよ♪」
「……ありがとうございます!」
背中を向けたままヒラヒラと手を振った上杉先生にお礼を言った後、踵を返して学校を後にした。
明日から夏休みだと思うと、自然と心が弾む。
さっきの胸の痛みは、きっと錯覚だよね……?