ココロノコエヲキケ。(詩/詞)

『通り過ぎた四季、歩き出す時。』

僕の側にはいつの日も
君の笑顔があったから
それが当たり前だった
ずっと続くと思ってた

だけど 僕は気付いたの
当たり前などないんだと
君との別れに気付いたら
枯れてたはずの涙が溢れた

泣きたい時には流れずに
泣きたくない時流れてしまう
君と出会った空の下
あの日の朝が よみがえる



僕らが空を染めるなら
色はきっと同じ色
僕はずっと信じてた
「ずっと一緒」を信じてた

だけど僕は気付いたの
同じものなどないんだと
これから僕が染めるのは
君とは違ういろなんだ

あの夜君と星空を
眺めたことを覚えてる?
僕らを見下ろすあの月は
泣いてたのかな?
……笑ってたかも



桜が風に舞ってた春も
花火が海に映った夏も
木の葉が色を変えた秋も
雪に言葉なくした冬も

ずっと ずっと忘れないよ
君を心に焼き付けたから



いつかは会える日が来ると
僕らは信じていいでしょう?

涙を拭いて歩き出す
僕を待ってる
明日(あす)に向かって



05.06.29 (C)奏音

*卒業を意識しました。
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