ぼくの太陽 きみの星
(ん……)



……わかってる。


鷹耶に服を脱がされるのも、もうすっかり慣れっこになってたあたし。

与えられる快楽は、一時的にでもすべてを忘れることができたから。



でも、今は……



「……鏡に映ってるといっそうエロいな」


顔を背けた視界の隅っこに、ブラウスの前がはだけたあたしが映ってた。

鷹耶の手がスカートのすそから侵入すると、白いレースがちらっと見えた。


「……やめて……イヤ」

「……嫌なの?」


耳元で、からかうような声。



胸元へ伸びたもう一方の手が、ブラのカップにかかった。


「やめて、”お兄ちゃん”……」



(琢磨くんと付き合えって言ったの、鷹耶じゃない!)



鏡の中の鷹耶の唇が、自嘲気味にゆがんだ。
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