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私も、あまりよくは知らないけれど、アメリカと日本では医師免許の取り方に大きな違いがある。
日本では、大学を出て国家試験に合格すれば、それで立派に医師を名乗ることができる。
けど、アメリカでは、大学を出、さらにメディカルスクールという医師になるための、大学院のようなものに通う。
その後、何段階もの研修制度を経て、やっと一人前の医師活動が可能となる。
専門医を名乗るためには、そこからさらにそれぞれの段階を踏んで、さまざまな試験に合格しなければならない。
しかも、免許は州ごとに与えられるため、
引越して別の州に行くと、また研修が必要だったりするのだ。
日本では、試験に合格すれば、どんな診療科でも、自由に診ることができる。
そんな状況が非難されて、臨床医として勤務するためには2年間以上の臨床研修を行うってことが、
つい最近、努力義務にあげられたけど。
努力義務ってことは、すなわち臨床研修を終えていない医師でも、医業を行うことはできるわけで。
つまり簡単にいうと、日本では、試験に合格しさえすれば、
実務経験がなくても、どんな医療行為もしてかまわないという、おそろしい制度が、まかり通っているのだ。
よくよく考えたら、日本の医師制度って、けっこう恐ろしい。
そう思うのは、私だけ?