准教授 高野先生の結婚

彼、プロポーズの話は封印したのかも?

当日までいっさい触れないつもりとか?

それとも――

何でもないような顔をしてとりあえず私の反応を密かに見てるとか?

ってことは……私ってば、彼を観察してるつもりが実は自分が観察されている!?

なんて――

結局いくら推し量ってみたところで彼の真意がわかるはずもなく。

お口はスッキリ!だけど気持ちはモヤッと……10分間のハミガキタイムは終了した。


時計を見ると、時刻はまだ23時前。

大人が寝るには少し早いような気もするけれど――

「詩織ちゃん」

「ん?」

「“明るい”、“薄暗い”、“真っ暗”、どれがいい?」

「どうせ私が何選んでも“薄暗い”になるじゃないですか……」

「じゃ、“明るい”で」

「え゛ーっ!もう“薄暗い”でいいですってば“薄暗い”で!!」

「はいはい」

私たちは素早くベッドに潜り込み、ぬくぬくとあったかいお布団にくるまった。

久々に二人で過ごす夜時間、歯みがきタイムのそのあとは――


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