俺様☆姫様★王子様 【完】
恋する気持ち☆



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あれから一週間が過ぎた。


………あいつとは、部屋が隣だっていうのにまったく顔をあわさない。



なんでだ?


俺を避けてる?


まさか……な。


別に気になるわけじゃねぇし。

つか、俺はそれどころか新しいドラマの打ち合わせやらで毎日忙しい。



今日はPRの為のCM撮りの為、Cスタジオ近くの俺専用の控室。


そして何故だか、モデル時代からの腐れ縁、正統派アイドルをしてる奏(ソウ)が居る。



「だからさぁ、蓮はその姫華ってコに惚れたんじゃねぇの?」


「は?……んなわけねぇし。15だぜ?全然ガキじゃん。」


「いやいや、2コしか変わんねぇし。でもさぁ、天下の王子様がビンタとはねぇ♪
姫華もやるじゃん♪」



「……お前が姫華って呼ぶな。」


「は?」


「………いや、なんもない。」



なんか胸クソ悪ぃ。


奏があいつの名前言っただけなのに……。

なんでこんな事でイライラすんだ?


つか、コイツに話すんじゃ無かった。





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