俺様☆姫様★王子様 【完】


「知らなかったよ。見えるんだ?」


再び氷をすくいながらそう言ったら、蓮は急に大きな声を出した。



「はぁっ!?」





そんなにびっくりする?

だけどその後、全然予想してなかった言葉を投げられた。



「お前、俺の女の癖にそんなことも知らなかったのかよ。」








女?





今、女って言ったの?

彼女ってこと?


この前のあれは、本気だったってこと!?







逆にあたしがびっくりしちゃったし。



驚きの余り、言葉が出ません。

そしたらアイスコーヒーを氷たっぷりのグラスに注いでる最中に後ろから抱きしめられたの。









!!!!!!










抱きしめられてドキドキしてるのに、蓮は顔をあたしの肩に乗せて、耳元で囁いた。








「俺だけ見てろよ…」













きゅん…












金縛りにあったように体中が痺れたあたしは、そのまま動けなくなっちゃったよ……。



注ぎかけたコーヒーはグラスいっぱいになって、あたしの心みたいに溢れ出してしまった。






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