俺様☆姫様★王子様 【完】
お店にいたお客さんの視線を一気に集めてしまった;
「す、すいません;」
恥ずかしくて恥ずかしくて。
それはもう、恥ずかしくて。
か、帰りたい;
肩を小さくして、おとなしく座り直した。
「ぶはっ、姫華ちゃん面白すぎだし!」
「ちょっ、笑わなくてもっ」
「ごめん、ごめん!
俺、ピアノが唯一の特技なんだよね。ガキの頃から習ってて」
「そぅなの!?超かっこいいじゃない!」
「そう?」
男のコでピアノって!
しかも、イケメンの特技がピアノって!!
かっこよ過ぎじゃない!
要くんがこのピアノを弾いてるとこを想像してみる…
うん。
かなり画になる。
「………じゃないの?」
「え?なに?」
妄想してて、聞いてなかったなんて言えない。
だから敢えて普通に聞いたけど……
思いもよらない事を、要くんは口にした。
「絶対あれ、レンだよな?」