俺様☆姫様★王子様 【完】
それからあたし達はいろんな話をした。
初恋の話や、中学校の頃の成績の話。
そして、レンの話。
レンの話になるとあたしもテンションが上がるけど、琉奈ちゃんも同じ位テンションが上がった。
レンのどういう仕草が好きとか、どのドラマが良かったとか。
だけどやっぱり最後に出てきたのは、隣部屋の住人らしい、偽レンの話。
「だから~、ほんとなんだってば!姫華ちゃんいい加減諦めなよ。」
どうしてもあの人を本物のレンだなんて信じられないあたしは、しつこく偽物だって言い張る。
「だって、超嫌な感じだったんだよ?困ってるあたしを蹴ったし、口も悪いし!あんなのレンな訳ないよ!」
「う~ん。確かにテレビのレンとはちょっと違うよね。」
「ちょっとどころじゃないよぉ!」
「でも、此処まで連れて来てくれたレンは、テレビのレンだったよ?超優しかったし、紳士って感じ!」
そんなの嘘だ!!
あたしは絶対騙されないんだからねっ!
偽物レンの作戦に決まってるんだから!