気持ち “美幸”
第1章

はじめまして

雪が降ってたあの頃…
私達は子供だったね。
雪は慰めるように綺麗で柔らかかったね。
まるで桜のように…




『やめてよ!!触らんで!!』
大きな声で聞こえてきた女の人の声は学校の廊下に響いていた。


『どこいくんだよ!!』
男の人の声…


喧嘩してるようで、夏休みが終わってすぐの出来事に廊下には野次馬が出来ていた。


『もう別れる!!たえられん!!』


『わかった。勝手にしろ!』


二人はカップルのようで別れ話でもめていた。


「あの男の人…青木優一やない?」
「もしかしてあの…?」


周りの人が話してるのを聞いてすぐに誰かわかった。
青木優一は隣のクラスで問題児として有名だったからだ。


相手もすぐわかった。
同じクラスで夏休み入る前に付き合ったと自慢気に話してた山下由美。


でも今の由美は泣いていた。
告白をして付き合えた時はあんなに幸せそうだったのに…





優一…優一の第一印象最悪やったよ?由美の泣いてる姿を見て優太とかわりたくなかったっておもったもん。


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