雲間のレゾンデートル
隆ちゃんの切れ長の目尻が少し下がる。コワモテの顔が優しい顔になった。
だけど、それはあたしに向けられたものじゃない。
あたしに重ねられた、別の人への、だ。
結局のところ、あたしっておかーさんの代わりなんだなぁ。
きっとおじーちゃんも、松さんも秀さんもおかーさんの代わりにあたしを可愛がってくれてるだけ。
みんな隆ちゃんみたく、あたしを見てない。
あたしの存在なんてそんなモンなんだ。
そう思うと体が凄く楽に――、ううん、自分の体が空気みたいに透明で軽いものに思えてきた。
それと同時にお腹の底からムズムズとこそばゆいような感覚が広がり笑いが込み上げてくる。
だけど、それはあたしに向けられたものじゃない。
あたしに重ねられた、別の人への、だ。
結局のところ、あたしっておかーさんの代わりなんだなぁ。
きっとおじーちゃんも、松さんも秀さんもおかーさんの代わりにあたしを可愛がってくれてるだけ。
みんな隆ちゃんみたく、あたしを見てない。
あたしの存在なんてそんなモンなんだ。
そう思うと体が凄く楽に――、ううん、自分の体が空気みたいに透明で軽いものに思えてきた。
それと同時にお腹の底からムズムズとこそばゆいような感覚が広がり笑いが込み上げてくる。