Cスクール~崖っプチの15歳~
「村上君て将来何になりたいの?」
この質問は避けたかった。
中学3年。生まれてから15年で何が分かるっていうんだろう?
早くからなりたい自分を見つけてそこに向かって走っている奴……
そういう奴はどうやってなりたい自分を見つけたのかオレは不思議でしょうがなかった。
「さぁ? お前は?」
「さぁ? お前は?」
彼女はオレのマネをして返してきた。
「なりたいもんないの?」
「……先生」
オレの一番嫌いな存在。先生……か。
こいつが先生になったらいじめられるだけだろうな。
「なれんの?なってもいじめられるぜきっと」
オレは笑って言った。
「小学校の先生になりたいんだよね。中学は無理。うち言ったんだから村上君の夢は?」
この質問は避けたかった。
中学3年。生まれてから15年で何が分かるっていうんだろう?
早くからなりたい自分を見つけてそこに向かって走っている奴……
そういう奴はどうやってなりたい自分を見つけたのかオレは不思議でしょうがなかった。
「さぁ? お前は?」
「さぁ? お前は?」
彼女はオレのマネをして返してきた。
「なりたいもんないの?」
「……先生」
オレの一番嫌いな存在。先生……か。
こいつが先生になったらいじめられるだけだろうな。
「なれんの?なってもいじめられるぜきっと」
オレは笑って言った。
「小学校の先生になりたいんだよね。中学は無理。うち言ったんだから村上君の夢は?」