Cスクール~崖っプチの15歳~
「オレ~教えな~い」

 オレの夢は……死ぬこと

いつかこれは必ず叶う。それまでに何をするか……?

「え~じゃあ近い夢は?」

「近い夢か~。高校受かることかな~」

これはほとんどの中学生の夢だ

「どこ行くの?」

「たぶん工業高校。オレバカだからそこくらいしかいけね~お前は?」

「工業か~。うちは公立かな。普通科。たぶん南高」

彼女はやっぱりオレとは違って頭が良い。
どうあがいたって同じ高校にはいけない。

「お前やっぱ頭良いな~。じゃあお別れか~」

「頭は良くないよ……先生に好かれているだけ。内申しか良くないから受験したらたぶん落ちる……推薦で入ろうと思って。私、ずるい奴なんだ」
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