Cスクール~崖っプチの15歳~
「まぁ分かるけど」

彼のちょっと意地悪な言い方が好きだった。

「誕生日おめでとう」

私はお腹からプレゼントを出した。
彼は驚きと私の行動が可笑しかったのか爆笑していた。

「お前ずっと隠してたの?」

「うん。だって渡したかったんだもん」

「……ありがとう」

頭をなでる彼。私は顔が赤くなるのを感じながら小さくなっていた。

「///じゃあ。行くね」

「待てよ。まだ何も話してないじゃん」

彼から呼び出したのに、自分が呼び出したかのように勘違いしていた。

「あ。そっか///」

「お前さ。彼氏いんの?」

唐突な質問に私は戸惑っていた。
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