Cスクール~崖っプチの15歳~
「えっ? どういう意味?」

彼はなぜか笑っていた。

「デジャブだ」

「デジャブ?」

私はわけが分からず質問した。

「夢でお前同じこと言ってたんだ。ごめんな……オレ、ユミから『ルイには他に彼氏がいるから別れたいって言ってた』って聞いてさ。すんげーショックで、ずっとお前のこと避けてた」

まさかとは思っていたけれど、私たちはハメラレていた。

「私……ユミちゃんから『タクヤ君が疲れたから別れたい。もう会いたくないし、電話もしないでほしいって言ってた』って聞いて……。悲しくて、嘘だと思ったけど、自信なくて……避けてたんだ。ごめんね」

「そっか……あいつ。はぁ~情けね~や。お前のこと好きなのに逃げちまった。なのに気づいたら目が合ってるし」

「うん。ありがとう」

二人はこんなにも好き合っていた。
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