Cスクール~崖っプチの15歳~
それが嬉しくて涙があふれだした。

「俺らどうする?」

 私から言うよ。勇気を出して言うんだ。

「村上君が好きです。付き合ってください」

彼は笑った。

「こんなオレでよければ喜んで」

なんで向き合わなかったのか、離れていた時間がバカみたいだった。

「これ開けてい?」

彼への初めてのプレゼント。なんとなく、聞いてほしくて選んだCD

彼は開けた途端爆笑した。

「マジで? なんで? オレこれ持ってる」

まさかのかぶり……。ちょっとショック。

「えっ? エンヤ好きなの?」

「あ~お前も好きなの?」

「うん。寝るとき聞いてる」

「オレも」
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