Cスクール~崖っプチの15歳~
「ねぇ? タクヤ~♪ 今度花火大会あるんだよ~一緒に行こう?」

まさかのミキからの誘い。

「わかんね~。返事できね~や」

曖昧にしておくほうが無難。

「私、夜友達の家に泊まるって親に言えるよ」

耳元で悪魔がささやく……。

オレの体が反応する。

 断るのか? 断らね~よ

「オレ金ね~からな~。それにどいつも同じこと考えててこういう日はホテル空いてね~よ」

「そっか~残念」

「明日お前学校サボって、うち来いよ」

もうオレにはミキの体しか見えなかった。

「えっ!! いいよ明日ね!!」

いらない。

男に童貞はマイナスイメージでしかない。
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