Cスクール~崖っプチの15歳~
「何これキレ~ガラスなの? 宝石みたいじゃん欲しい! まだあるの?」

「さぁ? 海が持ってきてくれてたらね。行こう」

屋上にご馳走様を言い、扉を締め、階段を降りてハマは海に浸かった昇降口玄関へ向かっていた。

私も心弾ませながらハマのあとについて行った。

途中、さっきの奇妙な人達が目についたが見ない振りをして通り過ぎた。

玄関に着くとハマは海に潜って先に行ってしまった。

海に出るには一度潜らなければならないのに不安を感じた。

さっきはなんとも思わなかったが制服で泳げるだろうか。

ゴーグルなしで目が痛いのではないかと潜るのをためらった。

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