Cスクール~崖っプチの15歳~
「ぷはぁ~」

「こっちこっちあるよ~」

ハマは浜辺で手を振っていた。

私はハマにこのギャグを言おうと急いで泳いだ。

「あ。言わないで分かったから」

「なな何を?」

「顔に書いてあるからハイハイ」

「じゃじゃあハマが浜辺で蛤拾いにはまってしまってにゃんにゃんにゃにゃーんにゃんにゃんにゃにゃーん」

私は振りつきで歌っていたが、ハマはにやけながらも無視していた。

「ほれシーガラス」

「わぁありがとう」

ハマがくれたシーガラスは空の青にそっくりな色をしていた。

私も夢中になってシーガラスを探した。

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