天使的に☆悪魔的な
『ふざけないでよ!!!!』









気がつけば、叫んでいた。




おかしいよね。




外では裏を出さないって決めたのに。



『あんたの質問、そのまま返してやるよ。




何であたしが死ななきゃならない訳?



何であたしがあんたと、あんたの子供に醜い言葉をかけられなきゃいけないの!?




『死ねばいいのに』とか『生きる価値がない』とかさ?




これでも、相当悩んだんだよ。




死のうって何回思ったかな?




あたしはただ、あのまま………雄汰と幸せになりたかった。




二人で………夢を決めてたんだよ?




中学と高校も一緒に行って、高校卒業したら大学生になって、大学を出たら結婚して………。




そんな風に未来を築こうって、約束したばかりだったのに……。




何であんたの娘にあたしの幸せを奪われなきゃいけない訳!?




雄汰を………雄汰を返してよ!!!!』



ブチッ!!!!



気がつけば相手は電源を切っていた。




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