はーとちぇんじ☆
小百合にキス責めされた次の日。


あたしは風邪を引いてしまった。

きっと小百合にうつされたんだろう。

風邪を引いている人とキスすれば、うつるのは当たり前だ。



「はぁ~。ツイてない事ばっかり」



ピーンポーン♪


寝ていたあたしは、インターホンの音を聞いて立ち上がった。


そしてしんどい体を引きずり、ベランダから下を見下ろすとそこには見覚えのある人が立っていた。


「げっ!小百合だぁ」


「あらっ。萌さん」


あたしの声が聞こえたのか、小百合はあたしが見下ろしていることに気が付いた。


「あ、上がって。」


家に来たからには入れないわけにはいかない。



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