焦れ恋オフィス
夏基…。

思い出すだけで気持ちがいっぱいいっぱいになって、他の事を考える余裕がなくなる…。

優しく抱いてくれる腕の中で、もう一度眠りたい。

私しかいないって錯覚しそうなほど、深く愛されたい…。

離れれば忘れられる。
赤ちゃんがいるから大丈夫。

そう思っていたけれど…。

一人になると、寂しいしか感じない。
夏基のキスが恋しい。
『芽依』って笑って呼んで欲しいよ。

…赤ちゃんごめんね。

やっぱり…夏基のいないこれからが、ママにはつらいの…。

泣いてばかりでごめんね…。

< 175 / 312 >

この作品をシェア

pagetop