焦れ恋オフィス
「溜息なんてついてどうした?」

見上げると、夏基が隣りに立っていて、そっと肩を抱きよせられる。

今までも、こんな風に引き寄せられる事も、もっと深く近付いた事もあったのに、どうしてだろう…。

素直に夏基の温かさを受け入れられて…いつも感じる寂しさや距離感が襲ってこなくて。

疑う事なくその目を見つめれば、私に向けられる愛しさを感じられる。

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