3つ感情をなくした彼女〜左耳にピアスの穴




「ミロクだよな、合ってるよな?」



「どうして知ってるんだ俺の名前」



「どうしてって、クラスメイトだから当たり前じゃん」



ミロクはクラスで孤立していた。誰も彼の名前を呼んだことがない、よくて名字。学校自体まともに登校してないから当たり前っちゃ当然の結果。



恭介は違った、普通は初対面で初会話の相手に呼び捨て出来ない。心の奥底に土足で踏み入らないのに……むちゃくちゃだからミロクは新鮮であった。



「ミロク学校何で来ないの?」



「お前にゃ関係ねえだろ」



「学校来いよ、いいことあるぜ」



「あんだよ、いいことって?」



「俺に会えるぞ」



「馬鹿じゃねえの、俺はお前の彼女じゃねえっつーの!」



「当たり前だバカヤロー!誰が好き好んで男と付き合うかコノヤロー!」



逆ギレされた、本当むちゃくちゃだよ。



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