3つ感情をなくした彼女〜左耳にピアスの穴




「は?小学生のデートの仕方教えてくれ?」



「ミロク彼女居るからデート慣れしてるだろ」



屋上でレモンティーを片手にミロクに相談を持ち掛ける恭介。ミロクはいちご牛乳。



「俺でも流石に小学生ではデートしたことねえぞ」



「だよな、最近の小学生は進んでるよな。Kissまで最終的に済ませたいみたいだし」



「はは、結衣ちゃんに先越されちゃうな。恭介は彼女居ねえし……小学生だったら動物園とかどうだ?」



「動物園?」



「そうだデートプラン書いてやるよ。で、最初だから手を繋ぐぐらいはやってみようぜ」



次第に乗り気になったミロクは勝手にデートプランを書き、来週の日曜日に実行することになる。



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