魔法使いですが、何か?

一度、初心に帰って
コイツを見てみよう

最初はお嬢様キャラだったよな
ミドルネームとかあった
バリバリのお嬢様みたいな
口調だったよな オイ

いつからこんな
ただの落ちこぼれ異人娘に
成り下がったんだよ


はぁぁぁーーー


無意識のうちにため息が零れる
これが本当のコイツなのか
はたまた、僕がこんな奴に
キャラを崩壊させてしまったか

真相は実の所よくわからない

けど……………

「まぁ、よかった……
のかな……?よかったよな」

ちょっと声にだして
恥ずかしかったりしたが
まぁ、誰にも
聞かれてない訳だし……

「何がよかったんですよ?」

「何ってそりゃぁお前…」

・・・・・・・!?

「黄昏ちゃって…
ガキが息がるのじゃない
んですよ」

息がるってなんですか
息が上がるの略ですか
お馬鹿さん

「なななっ!?
お馬鹿さんとは
どーいう事ですよっ!」


なっ何故僕の心がわかるのだっ


「って、あり?これは失敗…
思っていた事が全て
言葉となって出ているなぁ」

「なんかもの凄く
わざとらしいですよ」


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