吉原くん炎上す
お盆になると不味い。
そう思っていた。
お盆になると世間はお盆休み。
もしかすると早いところでは会社が休みになっているかもしれない。
そう思いながら、「吉原」と書かれた表札の横にあるインターフォンを恐々と押した。
反応はなかった。
もう一度、押してしばらく待つ。
するとインターフォンからか細い声が聞こえてきた。
「はい、どちら様ですか?」
恐らく、インターフォンのカメラで確認して声を掛けてきたのだろう。
「あの・・・。私、吉原くんのクラスメートの吉田と言います。お母様とちょっとお話がしたくて伺いました。突然ですみません」