【完】俺の守護霊






「ありがとうございました!」


「いえ。美味しかったです」






お互い微笑み合う2人。





大人ぁーの会話だよね…




うん。






「良かったら…部屋に上がりませんか?」






微笑んだまま言った平井さん。






家っ!?






ダメダメ〜!





家は絶対ダメでしょ?






『翔…?』





小さい声で後ろから声をかけてみた。




翔はびっくりして固まってたみたい。



あたしが声掛けるとはっと我に帰ったみたい。





「すみません、帰ってやらなきゃいけない事もあるので…」





翔はあたしの方を見ずに平井さんに言った。




「そうですか…」





少し残念そうな平井さん。





家はさすがにダメだよ。





食事もちょっと嫌だったんだからさぁ。






「それでは」





寂しそうに車を見つめている平井さんを残してあたし達は家に帰った。
















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